会社を守る規程の目的、必要性
企業は、常に様々なリスクにさらされています。企業の不祥事は、関係者の刑事罰。
また、工場火災で企業の生産活動は停止となり存続の危機というリスクに直面します。規制緩和や強化、消費者ニーズの多様化等社会の動きそのものが、企業の利益に大きな影響を与えることもあります。すなわち、企業は業績が順調に推移していたとしても常に事業の縮小や経営統合を迫られ、最悪の場合倒産します。
「リスク」とは、損失の起こる不確実性のことを言います。
リスクが発生した場合、最小限の損失に抑えることが出来るかが重要であり、企業のリスク管理(リスクマネジメント)は、存続と発展に向けた企業経営管理の基本となります。
リスクマネジメントは、企業及び企業の経営者にとっては、企業経営の最優先課題だといっても過言ではないといえます。
これら様々なリスクに対して無防備であり、次のような課題を抱えている企業もあります。
- 企業法務に対する意識が欠如している。
- 安全に対する投資を軽視あるいは無視している
- 人的依存による安全はない。(注意すれば、事故は軽減できる)
- 金融、政治、経済、技術、社会の動きに連動した経営環境の変化におけるリスクが 十分 に評価、分析 されていない。
- 企業に内在するリスクの予見と分析がなされていない。